.DS_Storeや._○○○ファイルは削除しても大丈夫なのか?ファイルの意味を理解して作成を制御するべし

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隠しファイル

WindowsとMacを併用して、NAS(ネットワーク上のファイルサーバー)のデータを共有している時、ふと気になること。

それは、隠しファイルの存在。

Windowsのエクスプローラーでフォルダを見る際、表示設定の隠しファイルをオンにしていると…

「._○○○」や「.DS_Store」という隠しファイル

が透かし表示のようになって現れます。

これらのファイルは通常、Mac上で表示されません。

目次

ファイルはナニモノ?

このファイル達は、Mac上で操作を行ったファイルやフォルダを対象に作成されるMac用のデータファイルです。

リソースフォークとかデータフォーク、カタログファイルと呼ばれています。

隠しファイル

.DS_Store

DS_Storeファイルは、MacのFinderでファイルを閲覧した際にフォルダ内に自動作成されるファイルで、システム構成やフォルダの表示設定・ファイル情報などを含みます。

._○○○

ファイルを参照した際に同じファイル名の前に「._」を付けた形で自動生成されるファイルです。(Apple Double Header file)

Mac特有のファイル管理による仕様で、拡張子ではなくこのファイルによってファイルが管理されています。ファイル名や作者名の他、ファイルの対応ソフト・アイコン・プレビューなどのファイル情報を含みます。

一度読み込むと生成されますが、Windows上で削除しても問題はありません。(次の読み込み時に再作成されます)

これらのファイルはシステム情報を含むため、不用意にアップロードしてしまったり、外部に渡るようなことは回避しなければなりません。

ファイル操作するごとに4KBほどのファイルが自動生成されるので、ストレージやクラウドサーバーを圧迫する要因になり得るかもしれませんね…大げさかもしれませんが(^^;

しかし、どちらのファイルもMac上では表示されないのでぱっと見で把握できず、削除しようにも厄介です…。

Mac上で隠しファイルを表示

隠しファイルの表示/非表示は、ショートカットキーcommandshift.(ドット)で切り替え出来ます。

Finederからどこかしらのフォルダを開いて実行します

しかし・・・

mac OS 10.12 Sierra以降、隠しファイル表示をしても.DS_Storeや._○○○タイプのファイルは表示されなくなってしまいました

残念><

自動生成させないようにする

.DS_Store

NASのフォルダに生成されるのがどうしても気になるので、NASにアクセスした場合は自動生成されないように設定することにしました。

作成させない場合

defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores true
killall Finder

以上をターミナルで実行しても特に反応はありませんが、実行後は念のため再起動をしておきます。

これで自動生成されることがなくなりました。

自動生成される設定に戻したい場合は、trueの部分をfalseにして実行すればOK。

作成する(元に戻す)場合

defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores false

コマンド実行後、再起動をします。

._○○○

こちらは、ファイル管理の仕様上どうしても出来てしまうみたいです…。

ならば、削除するしかない。

._○○○ファイルを削除する

削除コマンド「dot_clean」を使用して、削除します。

dot_clean /場所

USBなら /Volumes/USB名

USB名が分からない場合は、先にls /Volumeで名前を拾いましょう

「NO NAME」だったら、NO\ NAME
\はバックスラッシュです

ちなみに、こちらのサイトで紹介されていた「常にファイルを削除する」というオプションコマンドは効きませんでした;;

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